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片方の睾丸が急に激しく痛み出した
玉のあたりが鈍く痛む状態が続いている
睾丸(精巣)の痛みは、場所が場所だけに人に相談しづらく、我慢してしまいがちな症状です。
しかし、睾丸の痛みのなかには数時間の対応の遅れが将来に関わる緊急疾患が含まれており、「様子を見る」判断が最も危険な症状の一つでもあります。
このページでは、睾丸が痛くなる主な原因や、危険なサイン、受診の目安についてわかりやすく解説します。
まず知ってほしい。「急な激痛」は緊急事態の可能性
睾丸の痛みで最初に知っていただきたいのが、「精巣捻転(せいそうねんてん)」という病気です。
精巣捻転とは 精巣につながる血管の束がねじれ、精巣への血流が途絶えてしまう状態です。思春期前後の若い男性に多いものの、どの年齢でも起こりえます。
- 片側の睾丸の突然の激しい痛み
- 吐き気・嘔吐を伴うことがある
- 睾丸が腫れる、位置が上がる
- 夜間や早朝、運動中に起こることもある
精巣捻転は、血流が止まってからの時間が勝負です。対応が遅れると精巣の機能が失われるおそれがあるため、「急な激痛」の場合は夜間・休日でもためらわず、すぐに医療機関(救急を含む)を受診してください。
睾丸が痛くなる主な原因
- 精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)
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精巣の横にある「精巣上体」に細菌が感染して起こる炎症です。徐々に強くなる痛みと腫れ、発熱を伴うことがあります。尿道からの細菌の侵入が原因となることが多く、クラミジアや淋菌などの性感染症が背景にある場合と、大腸菌などによる場合があります。
- 精巣捻転
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前述のとおり、突然の激痛が特徴の緊急疾患です。
- 外傷・打撲
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スポーツや事故などによる打撲でも痛みが起こります。強い打撲のあと腫れや痛みが続く場合は、内部の損傷の確認が必要です。
- 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
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精巣の周りの血管がこぶ状に拡張した状態で、立っているときや夕方に、片側(多くは左側)の鈍い痛み・重だるさを感じることがあります。男性不妊との関連も知られています。
- そけいヘルニア・尿路結石など
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足の付け根のヘルニアや、尿管の結石の痛みが、睾丸のあたりの痛みとして感じられることもあります。
- 明らかな異常が見つからない痛み
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検査をしても原因がはっきりしない慢性的な痛みもあります。
痛み方でみる受診の目安

- すぐに受診(救急も検討)
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- 突然の激しい痛み(精巣捻転の可能性)
- 吐き気を伴う激痛
- 強い打撲のあとの腫れ・痛み
- 早めに受診
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- 痛みと腫れが徐々に強くなっている
- 発熱を伴う
- 排尿時の痛みや尿道からの分泌物を伴う
- 心当たりのある接触があった
- 受診をおすすめ
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- 鈍い痛み・重だるさが続いている
- しこりや腫れに気づいた(痛みがなくても確認が大切です)
- 立ち仕事や夕方に重くなる感じが続く
とくに、痛みのないしこり・腫れは精巣腫瘍の可能性もゼロではないため、「痛くないから大丈夫」と放置しないことが大切です。
受診と検査について
泌尿器科では、診察に加えて、超音波(エコー)検査で精巣や血流の状態を体に負担なく確認できます。感染が疑われる場合は尿検査などで原因菌を調べ、性感染症の検査もあわせて行えます。原因に応じた治療で、多くの痛みは改善が期待できます。
まとめ
睾丸の痛みは、精巣上体炎などの感染から、精索静脈瘤、そして一刻を争う精巣捻転まで、原因の幅が広い症状です。とくに突然の激痛は「様子を見ない」ことが鉄則です。また、慢性的な鈍痛や痛みのないしこりも、確認しておく価値があります。
デリケートな場所の症状だからこそ我慢せず、泌尿器科の当院にご相談ください。
