
夜中に2回も3回もトイレに起きてしまう
トイレのせいで眠った気がしない
夜間頻尿は、中高年を中心にとても多い悩みです。
睡眠が分断されることで日中のだるさや転倒のリスクにもつながるため、「年のせい」とあきらめずに対策したい症状です。
このページでは、夜間頻尿の主な原因や、自分でできる対策、受診の目安についてわかりやすく解説します。
夜間頻尿とは
夜間頻尿とは、就寝後に排尿のために1回以上起きなければならない状態をいいます。
加齢とともに増え、夜間に2回以上起きる場合は、生活の質への影響が大きくなるため、対策や受診を考える目安とされています。
夜間頻尿の主な原因

夜間頻尿の原因は、大きく3つに分けられます。複数が重なっていることも少なくありません。
水分のとりすぎ(とくに就寝前)、アルコールやカフェイン、塩分のとりすぎなどで、夜の尿量が増えます。また、日中に足にたまった水分(むくみ)が、横になると血管に戻り、夜間の尿として排出されることも大きな要因です。高血圧や心臓・腎臓の状態が関わっていることもあります。
過活動膀胱(膀胱が敏感になり、少量でも尿意を感じる)や、男性では前立腺肥大症などで、一度にためられる尿の量が減り、夜間も尿意で目が覚めます。
睡眠が浅いために目が覚め、「せっかく起きたからトイレに行く」というケースもあります。この場合、トイレが原因ではなく睡眠の問題が主体のことがあります。
自分でできる対策

原因に応じて、次のような工夫が役立つことがあります。
- 水分・食事の工夫
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- 就寝前2〜3時間の水分は控えめにする(日中の水分は極端に減らさない)
- 夕方以降のアルコール・カフェインを控える
- 塩分を控えめにする
- むくみ対策
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- 夕方に30分ほどのウォーキングや足の運動をする
- 夕方、横になって足を高くして休む
- ふくらはぎのマッサージや、日中の弾性ストッキングも役立つことがあります
これらは「日中のうちに足の水分を戻しておき、夜の尿量を減らす」ことを狙った対策です。
- 睡眠の工夫
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- 就寝・起床時間を整える
- 寝酒に頼らない(眠りが浅くなり逆効果です)
こんなときは泌尿器科を受診しましょう
次のような場合は、受診をおすすめします。
- 夜間に2回以上トイレに起きる状態が続いている
- 睡眠不足で日中がつらい
- 昼間も頻尿、急な強い尿意、尿の出にくさなどを伴う
- 足のむくみが強い、息切れを伴う
- セルフケアを試しても改善しない
夜間頻尿は、排尿日誌(いつ・どのくらい排尿したかの記録)や尿検査、超音波検査などで原因のタイプを確認できます。
タイプに合わせた治療や生活指導で改善が期待できるほか、背景に心臓や腎臓の状態が関わっている場合の気づきにもつながります。
まとめ
夜間頻尿は、夜の尿量が多い・膀胱にためられない・眠りが浅いという3つの原因が単独または重なって起こります。水分のとり方やむくみ対策で改善することも多い一方、続く場合は原因のタイプを確認することが近道です。
夜中のトイレで眠れないとお悩みの方は、「年のせい」とあきらめず、泌尿器科にご相談ください。
